奉納相撲は、和束町では唯一この白栖区だけで行われています。10月の第一日曜日に開催されます。
八王子神社は白栖区の山中にあり、118段の階段を昇り切ると、そこは境内です。
社に祀られている粟嶋大明神(あわしまだいみょうじん)が格闘技を好まれたので、相撲をするようになったと言い伝えられています。
境内には砂の土俵が準備されて、13時から神事が行われ、14時からは子どもたちが相撲を取ります。
役員さんは、団扇(うちわ)や扇子を軍配にして、行司役を務めます。
地域の子どもたちが、何度も何度も相手を変えて相撲を取ります。
回を重ねるうちに白熱し、応援にも力が入ります。
赤ちゃんの参加もほほえましく、皆が見守ります。
写真:2014年撮影、和束・茶源郷ガイドの会提供