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茶の育成

実生から挿し木へ

実生

実生について、吉本延年さん(S6.8.18生・石寺)の伝承は次のとおり。

  1. 9月頃、荒れた茶園の茶の木になっている青い実(一応熟している)を採る。
  2. 家の縁側で鬼皮が爆ぜるまで干す。
  3. 2を畝に二筋(千鳥植え・1尺間隔)に植えると、下島の茶畑は3年目から摘めるようになった。間引きはしなかった。ちなみに、3年目までは、肥料も薄いものを回数を増やして施した。

挿し木

昭和48年にホンノモトの茶園で「おそらく撰原で最初にヤブキタの挿し木茶園にしたと思う」と宗助さん。ミオトウネ(夫婦畝)にして千鳥に植えた。和束町内では、白栖の西田栄さん(S5生)兄妹が、昭和24年頃からヤブキタの挿し木栽培・販売を始めた。ビニール被覆以前の「麦藁被覆」だった。

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